蔵の街とちぎ 大毘盧遮那殿 満福寺(満福密寺)

閑話休題

新元号「令和」。

令和元年5月15日
 新天皇ご即位の一ヶ月前の四月一日、新元号が「令和」と政府から発表がありました。
 この「令和」の出典は『万葉集』の巻五。
 大伴旅人が赴任先の大宰府で催した梅花の下の宴での「梅花の歌三十二首」序文。
于時初春令月氣淑風和
(時は春の初めの好い月に、空気は気持ちよく、風もおだやか)。
 この新元号を国民の多数が歓迎するなか、早速ケチをつけたヘソ曲がりがいました。「『令』は『命令』の『令』で安倍政権の目指す国民への規律や統制の強化がにじみ出ている…」とか、「元号は帝王の時間支配が目的…、本来的に非民主的」とか。
ウソを言うなかれ。こういうのを「左翼老人」特有の虚言(虚勢を張るウソ)と言い、何でも「安倍総理のせい」にするのを「アベノセイダ―ズ」と言い、伝統文化として長い歴史を刻んできた元号まで戦後民主主義で見る思考停止を「民主ボケ」と言います。
 「令和」の「令」は「命令」の「令」ではなく、「令名」「令聞」などの「よい」「すぐれた」の意味。「令室」「令嬢」「令息」もよい意味での敬称です。