蔵の街とちぎ 大毘盧遮那殿 満福寺(満福密寺)

閑話休題

菅総理への不信が感染急拡大の一番の原因という揶揄

令和3年8月1日
国会での野党質問や記者会見での質問に、目をうつろにしてまともに答えず、ピントはずれで誠意のないはぐらかし答弁に終始する菅総理を、テレビのニュース等で見るたびに「ダメだ、こりゃ」(ドリフターズ・いかりや長介の決めゼリフだった)と思いつつ不信の念をつのらせます。最近、私の耳に届く世間の声は、
最近の感染者の急拡大は、要するに政治不信、つまりは菅総理不信が一番の原因
「安全安心」しか言えず、国民に訴えるコトバ力のない無能な総理
誠意のないはぐらかし答弁をたびたび見て、国民は菅総理にあきれている
緊急事態宣言を出しても、国民はまじめに対応しなくなった
若い人は、菅総理の言うことなど聞く耳をもたない
それは菅総理のシラケた言葉のため、デルタ株より今はスガコロナ株
日本で一番危機感がないのが菅総理
もはや何をか曰わんやで、国民はとうに菅総理に愛想をつかし、菅総理の宰相としての器(総理大臣としての能力)を問題にし、加えてコロナ対策に不手際が目立つ内閣を見限っています。この政治不信のモラトリアムのなかで内閣支持率が下がるのは当然で、今のオリンピックが終れば政権末期の症状が顕著になるでしょう。
宰相としての器という問題にまでなっている菅総理ですが、その疑いは歴代総理と比べれば一目瞭然で、さすがに宇野総理(女性問題により在任69日で失脚)以下とは言いませんが、評判の悪かった民主党政権以下でしょう。先進国サミットでの各国首脳の記念撮影を見て、その風格・品格のなさに国民としてはずかしい思いをしました。極言すれば、総理になってはいけない人が自民党の党内事情で、はずみで、たまたま、総理になってしまっただけ。宰相らしい政治哲学もなく、国民を引きつける人間的な魅力もなく、国民を納得させるコトバ力もなく、風格もなく品格もなく、宰相としての器でないことは菅総理自身が痛く感じているはずで、オリンピックが終ったらすぐ辞任することです。それがコロナ対策立て直しのためであり、国民のいのちを守るためであり、地に堕ちた政治への信頼を取り戻す道です。

不信と言えば、オリンピック組織委員会への不信感も相当なものです。開会直前まで、世界中がコロナパンデミックの最中にオリンピックか、水際での感染対策は万全ではない、中止せよ、という世論に翻弄され、加えて観客を入れるか無観客か、そこに開会式イベント担当者が相次いで辞任・解任と、よくぞ不手際を重ねたものです。組織委員会は一部の硬直した考えの役員が牛耳られているとの声ももれてきました。そこへ、開会式で天皇陛下の開会宣言がはじまっても菅総理・小池都知事は坐ったまま、という不祥事が起き、これも組織委員会の不手際で、天皇陛下の開会宣言の際にあるべきだった「皆さん、ご起立ください」というアナウンスが入らなかったためで、組織委員会は各方面への謝罪に追われました。
思えば、新国立競技場の設計問題にはじまり、選ばれたエンブレムのデザイン盗作問題、森委員長の女性蔑視発言、開会式演出の佐々木宏氏の「ピッグ」案問題、開会式音楽担当の小山田圭吾氏のいじめ問題、絵本作家のぶみ氏の出演辞退問題、開会式閉会式ショーディレクターの小林賢太郎氏解任問題、それから大きなニュースにはなりませんでしたが、聖火ランナーに選ばれていた著名人・芸能人の相次ぐ辞退、大会ボランティアの相次ぐ辞退等々、橋本聖子会長は「私がすべて責任を取る」と言わざるを得ない事態ですが、当初からこれだけの不手際を重ねながら、責任も口にせず鉄面皮でいる武藤事務局長の心性・品性がわかりません。