寺務雑記
■2022年04月01日(金)
「大師堂」の前にある「掲示板」を更新しました。今月は桜の俳句です。
次世代を担う若い人たちに、俳句・和歌など日本語のふくよかな短文文化をお勧めします。心と頭の「糖尿病」といわれる「SNS短文依存症」の良薬です。
スマホ・ラインのやりとりも俳句や和歌でやったらどうでしょう。殺風景で軽薄短小なコトバでなく、ふくよかで美しい日本語の短文が飛び交うことを願っています。
| 旅人の 鼻まだ寒し 初桜 | 蕪村 |
| 朝桜 | 去来 |
| 咲き満ちて こぼるゝ花も なかりけり | 虚子 |
| 漱石 | |
死に | 一茶 |
| しんとして 夜桜や 上野を通る 戻り道 | 子規 |
| 夜桜や ひとつ | 黛まどか |
| 扇にて 酒くむかげや 散る桜 | 芭蕉 |
| いつとなく さくらが咲いて 逢うてはわかれる あすはかへろう さくらちる ちってくる | 山頭火 |
| 戦なき 日本の春の ありがたさ コロナ禍の 桜も今年で 三度なり | 住職 |
