蔵の街とちぎ 大毘盧遮那殿 満福寺(満福密寺)

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寺務雑記

■2026年02月01日(日)

「大師堂」の前にある「掲示板」を更新しました。今月は節分・立春の俳句です。

次世代を担う若い人たちに、俳句・和歌など日本語のふくよかな短文文化をお勧めします。心と頭の「糖尿病」といわれる「SNS短文依存症」の良薬です。
メール・ラインのやりとりも俳句や和歌でやったらどうでしょう。殺風景で軽薄短小なコトバでなく、ふくよかで美しい日本語の短文がネット上にも飛び交うことを願っています。

春立ちて まだ九日(ここのか)の 野山かな
春なれや 名もなき山の 薄霞(うすがすみ)
山里は 万歳(ばんざい)遅し 梅の花
松尾芭蕉
節分や よむたびちがふ 豆の数
洛陽(らくよう)に 春立つ 二月三日かな(※洛陽:中国古代の首都)
花咲かぬ 木に春来たる 若葉かな
正岡子規
三つ子さへ かりりかりりや 年の豆
門にさして をがまるるなり 赤いわし
門々の 下駄(げた)の泥より 春立ちぬ
※赤いわし:(いわし)の頭をヒイラギの串にさして門や玄関につける節分追儺の風習
小林一茶
日の光 今朝や(いわし)の かしらより
寝ごころや いづちともなく 春はきぬ
早梅や 御室(おむろ)の里の 売屋敷
与謝蕪村
あたたかく ()られて(うれ)し 年の豆
雨の中に 立春大吉の 光あり
春来れば 路傍(ろぼう)の石も 光あり
高浜虚子
さそはれてまゐる 節分の月がまうへに
この道しかない 春の雪ふる
()きよせ掃きよせた落葉から 水仙(すいせん)の芽
種田山頭火