蔵の街とちぎ 大毘盧遮那殿 満福寺(満福密寺)

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寺務雑記

■2026年03月01日(日)

「大師堂」の前にある「掲示板」を更新しました。今月は梅の花・桃の花・ひな祭の俳句です。

次世代を担う若い人たちに、俳句・和歌など日本語のふくよかな短文文化をお勧めします。心と頭の「糖尿病」といわれる「SNS短文依存症」の良薬です。
メール・ラインのやりとりも俳句や和歌でやったらどうでしょう。殺風景で軽薄短小なコトバでなく、ふくよかで美しい日本語の短文がネット上にも飛び交うことを願っています。

春もやや けしきととのう 月と梅
(いも)(ほほ) ほのかに赤し 桃の宴
内裏雛(だいりびな) 人形天皇の 御宇(ぎょう)とかや
松尾芭蕉
鶯や となりつたひに 梅の花
紅梅に 咲き勝たれけり 桃の花
おびただしく 古雛(ふるびな)祭る 座敷かな
正岡子規
梅が()や どなたが来ても 欠け茶碗
桃咲くや おくれ年始の とまり客
吉日(きちじつ)の 御顔(おかお)(なり)けり (ひいな)(たち)
小林一茶
一輪を 五つにわけて 梅ちりぬ
喰ふて寝て 牛にならばや 桃の花
ひなまつる 都はづれや 桃の月
与謝蕪村
大仏の 境内(けいだい)梅に 遠会釈(とおえしゃく)
海女(あま)とても (くが)こそよけれ 桃の花
雛納(ひなおさ)め 雛のあられも 色褪()せて
高浜虚子
後になり 先になり 梅にほふ
桃が実となり 君すでに亡し
雛をかざらう 雛のよにうまれてきた
種田山頭火