蔵の街とちぎ 大毘盧遮那殿 満福寺(満福密寺)

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寺務雑記

■2026年05月01日(金)

「大師堂」の前にある「掲示板」を更新しました。今月は五月・新緑の俳句です。

次世代を担う若い人たちに、俳句・和歌など日本語のふくよかな短文文化をお勧めします。心と頭の「糖尿病」といわれる「SNS短文依存症」の良薬です。
メール・ラインのやりとりも俳句や和歌でやったらどうでしょう。殺風景で軽薄短小なコトバでなく、ふくよかで美しい日本語の短文がネット上にも飛び交うことを願っています。

寒からぬ (つゆ)牡丹(ぼたん)の 花の(みつ)
鶯や 竹の子(やぶ)に (おい)を鳴く
楽しさや 青田に涼む 水の音
松尾芭蕉
一輪の 牡丹咲きたる 小庭(こにわ)
()の花に 雨の匂いの こもりけり
花さかぬ 木に春来る 若葉かな
正岡子規
紫陽花(あじさい)や (おの)気儘(きまま)の (しぼ)()
麦に菜に てんてん(まい)の 小てふ(こちょう)
世(の)中よ 針だらけでも (はす)(の)花
小林一茶
をちこちに 滝の音聞く 若葉かな
(やみ)()して 遠き蛙を きく夜哉
うつむけに 春うちあけて 藤の花
与謝蕪村
新緑の 瑞泉寺(ずいせんじ)とや いざ行かん
風吹けば 来るや隣の 鯉幟(こいのぼり)
はなびらの ()れて静かや 花菖蒲(はなしょうぶ)
高浜虚子
伸びぬいて (たけのこ)の青空
春風の どこでも死ねる からだであるく
生えて 伸びて 咲いてゐる 幸福
種田山頭火