蔵の街とちぎ 大毘盧遮那殿 満福寺(満福密寺)

檀信徒チャンネル 檀信徒のしるべ

寺務雑記

■2026年06月01日(月)

「大師堂」の前にある「掲示板」を更新しました。今月は初夏の花・梅雨の俳句です。

次世代を担う若い人たちに、俳句・和歌など日本語のふくよかな短文文化をお勧めします。心と頭の「糖尿病」といわれる「SNS短文依存症」の良薬です。
メール・ラインのやりとりも俳句や和歌でやったらどうでしょう。殺風景で軽薄短小なコトバでなく、ふくよかで美しい日本語の短文がネット上にも飛び交うことを願っています。

六月(ろくがつ)や 峰に雲置く 嵐山(あらしやま)
降る音や 耳も()うなる 梅の雨
岩躑躅(いわつつじ) 染むる涙や ほととぎ()
※嵐山:京都の名所「嵐山」
松尾芭蕉
六月を 綺麗(きれい)な風の 吹くことよ
のびきって 夏至(げし)()ふたる (あおい)かな
梅雨晴(つゆばれ)や 窓を開けば 上野山(うえのやま)
正岡子規
青梅(あおうめ)に 手をかけて寝る (かわず)
梅の木の 心しづかに 青葉かな
見るうちに 日のさしにけり 花せふぶ(花菖蒲)
小林一茶
さみだれや 名もなき川の おそろしき
さみだれや 仏の花を 捨に出る
今朝(けさ)見れば 白きも咲けり 杜若(かきつばた)
与謝蕪村
(あか)らみて 一方暗し 梅雨(つゆ)の空
はなびらの ()れて静かや 花菖蒲(はなしょうぶ)
いつの間に 世に無き人ぞ 梅雨寒し
高浜虚子
山はひそかな朝の雨ふる くちなしの花
赤い花や白い花や 梅雨あがり
降って降って いっせいに田植はじまった
種田山頭火