蔵の街とちぎ 大毘盧遮那殿 満福寺(満福密寺)

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寺務雑記

■2026年07月01日(水)

「大師堂」の前にある「掲示板」を更新しました。今月はお盆・夏の俳句です。

次世代を担う若い人たちに、俳句・和歌など日本語のふくよかな短文文化をお勧めします。心と頭の「糖尿病」といわれる「SNS短文依存症」の良薬です。
メール・ラインのやりとりも俳句や和歌でやったらどうでしょう。殺風景で軽薄短小なコトバでなく、ふくよかで美しい日本語の短文がネット上にも飛び交うことを願っています。

家はみな (つえ)白髪(しらが)の 墓参り
蓮池(はすいけ)や ()らでそのまま 玉祭(たままつり)
(かく)れて 茶摘(ちゃつ)みも聞くや ほととぎす
松尾芭蕉
盆の月 亡者(もうじゃ)の帰る (かね)の音
生御霊(いきみたま) 七十と申し 達者(たっしゃ)なり
昼中(ひるなか)の (どう)静かなり 蓮の花
正岡子規
盂蘭盆(うらぼん)や 無縁(むえん)の墓に 鳴く(かえる)
盆の月 地獄(じごく)の種を (まき)に出る
あまり花 人の墓へも 参りけり
小林一茶
大文字(だいもんじ)や 近江(おうみ)の空も ただならね
もの(たい)て 花火に遠き かかり舟
銀閣(ぎんかく)に 浪華(ろうか)の人や 大文字
※銀閣:京都の銀閣寺、大文字の如意ヶ岳の麓にある
※浪華:白く泡のような波の花
与謝蕪村
大文字を 待ちつつ歩く 加茂堤(かもづつみ)
※加茂堤:京都の賀茂川(鴨川)の堤防、賀茂大橋あたりの西堤か
()の月の (みち)れば盆の 月夜かな
町中(まちなか)に 少し入りこみ 盆の寺
高浜虚子
水は岩から、お盆のそうめん冷やしてある
うどん供へて、母よ、わたくしもいただきまする
お墓したしくお酒をそそぐ
種田山頭火
ミソハギを 供え今年も 盆かざり
酷暑日の 棚経酷なり 盆苦行
まだ明けぬ 梅雨の棚経 足袋はぬれ
住職