蔵の街とちぎ 大毘盧遮那殿 満福寺(満福密寺)

世事法談

 この「世事法談」は、当山の寺だより「まんだら通信」の「世事法談」の欄に書き続けてきたものです。毎年、新年・5月・9月(お参り月)に折にふれた話題に住職が保守の立場からコメントしたものです。

平成21年(2009)

■秋号より■

●法灯750年
開創750年慶祝事業も駐車場の整備がほぼ終わり
7月から新本堂の建設工事が始まりました
経済環境まことに厳しいなか
有難いことに浄財も着々と集っております
檀信徒各位のご理解ご協力に改めて心から感謝を申し上げます
●去る5月8日、
新本堂の地鎮式法要並びに工事着工式が護寺会役員さんや工事関係者の参列のもと厳粛に行われました。
 法要は先ず、寺院建築の古例に則り、新本堂建設用地の中央と四方の角に掘った穴に、土地の神様を鎮めるための「地鎮仏具」(五宝・五香・五穀・五薬を入れた「宝瓶(ほうびょう)」ほか)を住職が納め、そこに香水もまき砂をかぶせます。続いてテントのなかでの工事着工式に移り、住職ほか檀家役員さん・工事関係者が次々と砂の山に鍬(くわ)入れを行い、終って工事安全祈願のお経を唱えました。
満福寺 新本堂 地鎮祭
満福寺 新本堂 地鎮祭
満福寺 新本堂 地鎮祭
満福寺 新本堂 地鎮祭
満福寺 新本堂 地鎮祭
●7月中旬、基礎部分の工事開始。今年の梅雨は雨の日が意外に少なく、順調に土間コン打ち→その上の鉄筋工事へと進みました。
7月下旬、日照りの中基礎土間コン2回目の打ち込み。
8月上旬、酷暑の中、基礎部分型枠工事が進む。職人さんたちは連日朝まだ涼しい7時半には仕事開始。
8月下旬、型枠に1回目の生コン打ち。ミキサー車が順々に発着し順調に進む。
9月上旬、型枠に2回目の生コン打ち。打ち終わったあとも水平や幅など確認・調整を行う。
9月中旬、型枠がはずれて間仕切りがわかる。年明けの3月より本体工事開始。
目下木材の刻み込みが能登工場(石川県珠洲市)で行われている。5月に住職も能登工場に行き材木検査に立ち会う予定。
満福寺 新本堂 工事の様子
満福寺 新本堂 工事の様子
満福寺 新本堂 工事の様子
満福寺 新本堂 工事の様子
この年の「寺だより」は、全面、開創七五〇年慶祝事業関連の記事に使われ、世事法談に紙面を割くことができませんでした。